# Pingが通るとはどういう状態なのか?初心者向け解説
インターネットや社内ネットワークを使っていると、「Pingが通る」「Pingが通らない」という言葉を聞くことがあります。特に通信トラブルの際に「Pingを確認してください」と言われることも多いです。しかし、そもそも「Pingが通る」とはどういう状態なのか、初心者の方には分かりにくいかもしれません。
この記事では、Pingの基本的な仕組みから「Pingが通る」とは何か、そしてPingの使い方や注意点まで、初心者の方にも分かりやすく解説します。
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## 1. Pingとは何か?
まずは「Ping」という言葉の意味を理解しましょう。Pingは、コンピュータネットワークの通信状態を確認するためのツール(コマンド)です。
- **目的**:あるコンピュータから別のコンピュータへ小さな信号(パケット)を送り、「相手がちゃんと応答するか」をチェックする。
- **由来**:名前は音波の反響「ping」から来ており、エコーのように信号を送って返ってくるかを調べるイメージです。
Pingコマンドを使うと、例えば自分のパソコンからインターネット上のサーバーに信号を送って、そのサーバーが応答できるかどうかを調べられます。
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## 2. Pingが通るとはどういう状態か?
「Pingが通る」とは、自分のパソコンから送ったPing信号が相手のコンピュータやサーバーに届き、相手から応答が返ってきている状態を指します。
具体的には以下のような流れです。
1. 自分のパソコンが「Pingパケット」を相手先に送信する。
2. 相手先のコンピュータがそのPingパケットを受け取り、応答パケット(Echo Reply)を返す。
3. 自分のパソコンが応答パケットを受信し、通信が確立していることを確認する。
この一連のやり取りが成功すると、「Pingが通る」と言えます。
### なぜPingが通ることが重要か?
- **通信経路の確認**:ネットワークのどこかで障害がないかを調べられる。
- **相手の存在確認**:相手のコンピュータが起動しているか、ネットワークに接続されているか確認できる。
- **通信速度の目安**:Pingの応答時間(遅延)から通信の速さや安定性の目安が分かる。
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## 3. Pingが通らない場合はどうなる?
逆に「Pingが通らない」とは、以下のような状態が考えられます。
- 自分のパソコンから送ったPingパケットが相手に届かない。
- 相手はPingパケットを受け取っているが、応答を返さない(ファイアウォールなどで遮断されている場合が多い)。
- ネットワーク機器や回線に障害があり、通信が途中で途切れている。
Pingが通らない場合は、相手が停止しているか、ネットワークに問題があることが疑われます。
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## 4. Pingの使い方(Windows・Mac・Linux)
PingはさまざまなOSで利用できます。使い方は基本的に似ています。
### Windowsの場合
1. スタートメニューから「コマンドプロンプト」を開く。
2. 以下のように入力してEnterを押す。
```
ping 8.8.8.8
```
(8.8.8.8はGoogleのDNSサーバーのIPアドレスです)
結果として、以下のような表示が出ます。
```
Reply from 8.8.8.8: bytes=32 time=20ms TTL=117
```
この「Reply from」があればPingが通っています。
### Mac/Linuxの場合
1. ターミナルを開く。
2. 同じように以下を入力してEnter。
```
ping 8.8.8.8
```
(Mac/LinuxではCtrl+CでPingを停止します)
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## 5. Pingの応答結果の見方
Pingコマンドを実行すると、以下のような情報が表示されます。
- **返信元アドレス**:応答が返ってきたIPアドレス
- **パケットサイズ**:送受信したデータのサイズ
- **応答時間(time)**:送信から応答までの時間(単位はミリ秒)
- **TTL(Time To Live)**:パケットの生存時間。経由したルーターの数を示す
### 応答時間の意味
- 応答時間が短いほど通信は高速で安定している。
- 応答時間が長い、または不安定な場合はネットワークの混雑や遅延が疑われます。
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## 6. Pingが通ることの注意点
- **Pingが通っても通信が正常とは限らない**
Pingはあくまで「相手が応答しているか」のチェックなので、アプリケーションレベルでの通信に問題がある場合は検出できません。
- **ファイアウォールやセキュリティ設定でPingが拒否されることがある**
企業やサーバーによっては、Ping応答を無効にしている場合があります。この場合、Pingが通らなくても通信自体は可能なことがあります。
- **大量のPing送信はネットワークに負荷をかけるので注意**
連続して大量にPingを送る「Ping Flood」という攻撃もあるため、多用は避けましょう。
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## 7. まとめ
- **Pingが通るとは?**
自分のPCから相手先にPing信号を送って、相手から応答が返ってくる状態のこと。
- **何を確認できる?**
ネットワークの接続状況や相手の稼働状態、通信の遅延を簡単に調べられる。
- **Pingが通らない場合は?**
ネットワーク障害や相手の停止、ファイアウォールによる遮断の可能性がある。
- **使い方は簡単**
コマンドプロンプトやターミナルで「ping IPアドレス」を打つだけ。
通信トラブルの切り分けに役立つ基本的なツールなので、ぜひ使い方を覚えておきましょう。
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もしネットワークの問題が発生した場合、まずはPingを使って通信の状態を確認してみてください。Pingが通れば通信経路は確保されていますので、次のステップに進むヒントになります。逆にPingが通らなければ、ネットワーク機器や設定を見直す必要があります。
初心者でも簡単に使えるPingコマンドを活用して、ネットワークの仕組みやトラブル解決の基本を身につけましょう。